ミラノ風カツレツ
Cotoletta alla Milanese(ミラノ風カツレツ)は私の好物ですが,日本のイタリアン・レストランでうっかり食べると,たいへんなことになることもあります。まず,ミラノでは,これは仔牛のカツレツですが,日本では,豚や羊とかもあります。それはまだよいのですが,たたいて薄くしている感じが,ほとんどないものもミラノ風カツレツという名前で出されているのです。私は料理の定義というのは知りませんが,イタリア料理屋で出すカツレツなら何でもミラノ風にしているんではないか,と言いたくなるくらいで,ちょっといま怒っています。先日,三宮の北野に行ったイアリアン(とされている)レストランが,まさにそういう店でした。ぐるなびでみると,評判が高い店だったので,たいへん期待していったのですが,そこはイタリア料理屋ではありませんでした。イタリア料理屋っぽい雰囲気の洋食屋さんだったのです。ほんとうにイタリアものは,ワインだけでした。そういう洋食屋があることは,まったく問題ないのですが,ちょっとイタリア料理屋を語ってもらうのは困るのです。うっかり接待とかで使ってしまいそうですから。
これだけイタリア料理屋の数が増えてくると,さすがに,本物とそうでないものとをきちんと指摘していく必要があると思いますね。ちょうどミラノの日本料理屋(とされている)レストランが,中国人などの経営で,そこでまったく日本料理と似て非なるものが出されているのと同じようなプチ憤りです。
コトレッタ・アッラ・ミラネーゼは,パニーノにはさんでもおいしいです。ミラノのBarで,ぜひコトレッタのパニーノを注文してみてください。Un panino di cotoletta くらいで通じると思いますよ。暖めてもらうことを忘れずに。Riscaldare per favore くらいで通じます(旅行者のサバイバル言葉の一つです。丁寧にいうならば,Puo' riscaldare questo panino?)。ミラノ気分を味わえます。ウイーン名物とされている,ウィンナーシュニッツェル(Winner Schnitzel)も,同じものです。ミラノはかつてオーストリアに占領されていて,オーストリア人がまねたのです。
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