グルメ

2012年3月18日 (日)

ミラノ風カツレツ

Cotoletta alla Milanese(ミラノ風カツレツ)は私の好物ですが,日本のイタリアン・レストランでうっかり食べると,たいへんなことになることもあります。まず,ミラノでは,これは仔牛のカツレツですが,日本では,豚や羊とかもあります。それはまだよいのですが,たたいて薄くしている感じが,ほとんどないものもミラノ風カツレツという名前で出されているのです。私は料理の定義というのは知りませんが,イタリア料理屋で出すカツレツなら何でもミラノ風にしているんではないか,と言いたくなるくらいで,ちょっといま怒っています。先日,三宮の北野に行ったイアリアン(とされている)レストランが,まさにそういう店でした。ぐるなびでみると,評判が高い店だったので,たいへん期待していったのですが,そこはイタリア料理屋ではありませんでした。イタリア料理屋っぽい雰囲気の洋食屋さんだったのです。ほんとうにイタリアものは,ワインだけでした。そういう洋食屋があることは,まったく問題ないのですが,ちょっとイタリア料理屋を語ってもらうのは困るのです。うっかり接待とかで使ってしまいそうですから。
 これだけイタリア料理屋の数が増えてくると,さすがに,本物とそうでないものとをきちんと指摘していく必要があると思いますね。ちょうどミラノの日本料理屋(とされている)レストランが,中国人などの経営で,そこでまったく日本料理と似て非なるものが出されているのと同じようなプチ憤りです。
 コトレッタ・アッラ・ミラネーゼは,パニーノにはさんでもおいしいです。ミラノのBarで,ぜひコトレッタのパニーノを注文してみてください。Un panino di cotoletta くらいで通じると思いますよ。暖めてもらうことを忘れずに。Riscaldare per favore くらいで通じます(旅行者のサバイバル言葉の一つです。丁寧にいうならば,Puo' riscaldare questo panino?)。ミラノ気分を味わえます。ウイーン名物とされている,ウィンナーシュニッツェル(Winner Schnitzel)も,同じものです。ミラノはかつてオーストリアに占領されていて,オーストリア人がまねたのです。

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2011年8月15日 (月)

名物にうまいものなし(その2)

 かなり前に伊勢うどんのことを書いたことがありますが,第二弾です。甲子園球場の野球を観ていると,観戦者がカレーを食べているところがテレビに映ったりしますが,これが甲子園球場名物の甲子園カレーです。フードコーナーに行くと,ビール,カレー,唐揚げと,どれもおいしそうなのですが,メタボおじさんの敵のようなものばかりです。ただ,このカレーは,おいしくはありません。名物だと期待していくと,がっかりするでしょう。期待しないで食べると,まあ良いのでしょうが。
 だいたい名物と思って期待すると,ろくなことがありません。岡山のままかりなんかは,その例です。今度の神戸労働法研究会の合宿場所は岡山ですが,ままかりを食べることになるでしょうかね。山形の芋煮もそうでした。もちろん食べたものがたまたま悪かっただけかもしれません。鹿児島のきびなごも,そうでしたが,鮮度が悪いものを食べてまずかったら,悪い印象がずっと残ってしまいます。店の人は,日頃食べない旅行者に出すときこそ,要注意ですよ。ちょっと意味が違いますが,小樽の寿司も,高いだけで,特においしいということはありませんでした。小樽では,寿司屋通りではなく,地元の人の集まる値段も安いチェーン店のような寿司屋でおいしいものを食べれたことがありました。宮崎の炭火地鶏は良かったですが,それは地元の人に紹介されていった店だからです。これは常識ですが,結局,地元の人に人気のある店を聞いて,鮮度の良いものを食べることが必要なのでしょうね。宮崎では,ガイドブックなどで調べて高い寿司屋に行きましたが,これは値段ほどの価値はありませんでした。
 大阪にいると,全国のものが食べれるので,地元の郷土料理のようなものは,ただ値段が安いだけで味は同じ,ということも少なくないと思われます。実際,旅行先で食べ物で期待して良かったことは,あまりない気がしてきました。地方のどこに行ってもある,地方の名を冠した○○ラーメンや○○うどんというたぐいのものは,郷土色を出そうとしたのでしょうが,あまり違いがわからないこともあります。そうなると,かえって郷土の価値を下げてしまうものかもしれませんね。

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2011年1月10日 (月)

養畜

 先日,ある店で河豚刺し(てっさ)を注文したとき,そこそこの値段であったので,店の人に,これはどこの河豚かと聞くと,天然物ではないが養畜だと言いました。私は,不勉強で養畜という言葉を知らなかったので,それはどういう意味だと聞くと,子供の河豚を捕まえて,人間の手で大きくしたものだと,彼は言うのです。一種の養殖のようにも思いますが,半分天然物という意味なのかもしれません。家に帰って,広辞苑で調べてみても,載っていなかったので,業界の専門用語であるのでしょうか。
 河豚は,子供のものも市場には出回っているようですが,大人の河豚と味には大きな違いがあるそうです。確実に美味しい河豚を確保するために,養畜をしているのでしょうか。ただ,今回食べたものの味は,絶妙というものではありませんでした。近いうちに,私の愛する寿司屋Kで,天然のふぐの鍋(てっちり)とてっさを食べる予定なので,味比べをしてみることにします。
 ふぐで中毒死する人が毎年出ていますが,無免許でふぐの調理をしたことが原因などという話を聞くと驚きます。ふぐだけはシャレにならないので,みなさま御用心を。

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