LSの講義(最終回)
先週の金曜日の講義で今年度のLSの講義(ゼミではない一般の講義)はすべて終わりました。一年間45回の講義を終え,学生もご苦労様でした。前期だけしか受講しなかった学生もいて,最終的には30名弱が受講してくれました。今年は前年度以上に,私が話す時間が多かったと思います。数年前は,ほんとうに対話型が主で,学生にいろいろ突っ込みを入れて,ソクラティックメソッドをやっていたのですが,最近は学生の答えが的を射ることが多く,あまり突っ込みどころがなくなってきたので,より進んだ内容を講義形式で話すということになったのではないかと思っています。これは学生のレベルが格段に上がったということではなく,想像するに,私が答えてほしいと思うようなことは,私が『最新重要判例200労働法(増補版)』(弘文堂)の解説に書いてしまっている,ということも多少は影響しているかもしれません。それはそれでかまわないわけであり,もちろん講義では,常に判例を多角的に分析するという姿勢は常にとってきたつもりです。今年も,『ケースブック労働法(第6版)』(弘文堂)をベースにして質疑応答をし,『最新重要判例200労働法(増補版)』で裁判例を補充し,知識面の整理や法制度説明のときには『労働法学習帳(第2版)』(弘文堂)を使うという形で,それなりに効率的な講義ができたのではないかと思っていますが,学生の授業アンケートではどんな反応がくるでしょうか。試験問題も無事,作成し終わり,来週の期末試験の結果が楽しみです。
来年度も基本的には同じスタイルで講義をします。来年度の私の担当は前期だけとなります(後期は櫻庭先生にお願いすることになっています)。使用する教科書も同じですが,『ケースブック労働法』は,第7版が出ます。そのゲラチェック作業も終えたところです。私は高年齢者雇用安定法の関係の裁判例を二つ(NTT東日本事件と東大出版会事件),一般的拘束力について,追加した昔の裁判例を一つ(大輝交通事件),担当しました。進化し続ける『ケースブック労働法』の第7版も楽しみにしてください。
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